TOPへ

第17回

ダイエー 御中
時下、益々ご清栄のことと、お喜び申し上げます。
この度は、勝手にプレゼンさせていただく非礼、お許しください。
●先月18日、経営危機が伝えられていたダイエーの再建計画が発表されました。…が、出てきたモノは、取引銀行の債権放棄を柱とした、旧来型の救済策。新鮮味に乏しいものでした。大まかに言えば、「取引銀行の金融支援」と「普通株式の5割減資」、それに「資産の売却などによる5千人規模のリストラ」…まっ、ようするに、借金の一部をチャラにしてもらって、リストラで赤字を減らす、というものです。
●しかし、そこには決定的な一つの要因が欠けています。それは「お客をどう呼ぶか?」…商売は会議室で行うものではありません。現場で行うものです。経営改革も大事でしょうが、あくまで小売業は“現場が賑わって何ぼ”です。ダイエーといえば、その創業者・中内功氏の唱えた「安売り哲学」で売上げを伸ばしてきた店。“30年戦争”と言われた松下電器との抗争も、全ては消費者の為だったのです。
それがここまで経営が悪化したのは、多角化を進めるが余り本業への投資を疎かにした為。
本業への原点回帰こそが、今、ダイエーに求められているのです。
そこで、今回提案するのは、それを支援する、とっておきの販売助成企画。
ダイエーと言えば、今や、そのブランドイメージは、「ダイエーホークス」の一身にかかっていると言っても過言ではありません。ホークスは、不振のダイエーグループの中にあって大健闘。昨年、優勝こそ逃しましたが、最後まで優勝争いを演じ、過去最高の観客動員数を記録しました。この人気を利用しない手はありません。本キャンペーンは、文字通り、ホークスの成績と、ダイエー本体の販売を連動したもの。ホークスが勝ち続ければ、売り場の値下げ幅もどんどん大きくなるというものです。そのレートは「1勝=1割引」。連勝が続けば、割引幅もどんどん加算されていくのです。故に、10連勝すればタダ!しかし、途中一度でも負ければ、振り出しに戻ります。割引ゼロから再スタート。逆に、負けがこめば、「1割増し」「1割増し」…と、割り増し幅が増えていくのです。当然、そうなれば消費者からはブーイング。その声に、ホークスの選手は何が何でも連敗を止めようと必死になる…という次第です。ホークスも強くなり、本業も賑わう。えっ?10連勝したら、どうするかって?心配御無用。昨年、ホークスの連勝は7が最高。天地が逆転しても、10連勝など起こり得ません(キッパリ) 。
ホークスが勝てば勝つほど安くなるから、当然、全国のホークスファンも増えるはず。
そのうち台所で、包丁片手にナイター中継に見入る主婦も出てくるでしょう。
何卒、ご検討頂きますよう、お願い申し上げます。


いかがでしょう?「ホークス勝敗連結キャンペーン」。不振のダイエーグループにあって、奇跡的にに大繁盛している福岡ドーム。あのドームの熱気を、そのまま全国のダイエーに移送されるのです。ゲームの模様は、リアルタイムで店内中継。勝利が決まった瞬間、店内放送で、「明日は今日よりも1割引」と発表されます。連勝が続けば、日に日に売り場への客足は伸びるはず。何せ5連勝で半額。9連勝で9割引なのですから。しかし、同時に連敗のリスクがあるのも事実。5連敗などしようものなら、主婦からホークス選手へ罵声が浴びせられることでしょう。このプランに興味があれば、当方までご一報を。

さて、次回は、狂牛病騒動で売上げ不振が続くファーストフード業界に、画期的な商品をプレゼン予定。乞うご期待!