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第15回

お菓子業界 御中
時下、益々ご清栄のことと、お喜び申し上げます。
この度は、勝手にプレゼンさせていただく非礼、お許しください。
若年人口の減少、ダイエット志向、ファーストフードとの競合、輸入菓子の急増…今、国内のお菓子市場は、バブル崩壊以降の長期低落傾向が続いています。
そして間もなく「バレンタイン・デー」。不況のお菓子業界にとって、この時期は、日頃の販売不振を挽回する大いなるチャンス。しかし、こちらの方も、「義理チョコ」の低迷や「高級輸入チョコ」の市場拡大で、かつての勢いはありません。
今、お菓子界を牽引しているのは、おまけ付きお菓子。チョコエッグに始まったブームは、最近では「365日のバースデーテディ」などにも及び、一大カテゴリーを築いています。しかし、それは所詮「おまけ」の人気。お菓子本来の人気ではありません。
やはり、お菓子は「味」で勝負したいところ。
しかし、「ムースポッキー」と「フラン」を除いて、最近これといったヒット商品は出ていません。
そこで、今回提案するのは、そんなお菓子市場に活況を促す新たな販売チャンネル企画。
基本的なことですが、お菓子は空腹を満たす為に食べるものではありません。大抵のお菓子は、袋やパッケージを開けたのはいいけど、全部は食べきれずに残してしまいます。そもそもお菓子は、四、五口も食べれば飽きるもの。最近発売された「ムースポッキー抹茶味」を一度に全部食べきれる人物は、よほどの物好きと言わざるを得ません。そこで、「お菓子ブレンドショップ」。ここは、いわば市販されているお菓子のファーストフード店。“売り”は、オーダーをパッケージではなく、中身のお菓子単体で注文できるところ。例えば、「フランのクリーミーアーモンドを3本と、カルビーのポテチのうす塩味を5枚と、明治のアイス『スーパーカップ』を4すくい…」といった具合に。お菓子好きの客がお菓子に求めているのは、「量」ではなくて「味」。つまり、一度に色々な味を、少しずつ味わえるのが、一番好都合なのです。
お店のバックヤードは、様々なお菓子のパッケージが散乱する、いわば小学生のお誕生日会状態。
店員は、あっちのパッケージから5本、こちらの袋から7枚…
と客のオーダーに応じてピックアップして回ります。
何卒、ご検討頂きますよう、お願い申し上げます。


いかがでしょう?「お菓子ブレンドショップ」。お菓子を買って一番困るのは、外では落ち着いて食べられないこと。お菓子もハンバーガーのように、お店の席に座って、友達とダベリながら、落ち着いて食べたいものです。そこで、この「お菓子ブレンドショップ」。お菓子をバラ売りしてくれるので、好きなお菓子を好きなだけ、しかも席に座って食べられます。各メーカーのポテチを食べ比べるのもよし、ムースポッキーとフランの全種類を制覇するもよし…何せ、お菓子は別腹ですから…。このプランに興味があれば、当方までご一報を。

さて、次回は、めまぐるしく進化するケータイ業界に、画期的な新商品をプレゼン予定。乞うご期待!