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第14回

文部科学省 御中
時下、益々ご清栄のことと、お喜び申し上げます。
この度は、勝手にプレゼンさせていただく非礼、お許しください。
2002年4月。小学校と中学校の学習指導要領が改訂されます。大きな変更点は、「完全週休2日制」に伴う授業時間の大幅な減少。国語や数学などの授業時間が、軒並み3分の2にまで減り、その一方で、「総合的な学習の時間」などという不可解な授業が、年間100時間程度、設けられます。
ようするに、「ゆとりの教育現場」に変えようというのが、今回の改訂コンセプト。そもそも、こんな改訂に至った背景には、近年の教育現場の危機的状況があげられます。「偏差値至上主義」「いじめ」「不登校」「教師のワイセツ行為」etc…そんな状況が、今回の改訂を生んだのです。
しかし、その一方で、最近の大学生の基礎学力の低下が進んでいるのも事実。「理系離れ」も加速度的に進行し、かつて世界一優秀と言われた日本の学生の姿は、もはやありません。その余波は、企業戦士たちにも波及し、ここ数年、世界における、日本企業の競争力は低下の一途にあります。
「ゆとり」を取るか?「勉強」を取るか?…まっ、そもそも中学時代は、誰しも反抗期。
「ゆとり教育」にしろ、「つめこみ教育」にしろ、どちらを強制しても、反抗されるのがオチ。
そこで、今回提案するのは、そんな彼らにも「やる気」を起こさせる
画期的な中学校のプラン。
「反面教師」という言葉があります。悪い手本を見て、逆にそうならないように善行に励むという意味です。中学生ともならば、もはや善悪の判断はつく年頃。ならば、「反抗期」であることを利用して、逆に教師の側を「だらしなく」して、生徒の側に善行を促すのです。ここ「反面中学」では、教師たちは、皆、正真正銘の「反面教師」。遅刻はするは、授業中に居眠りするは(教えながら)、給食は極端に好き嫌いするは、雨が降ったら学校を休むは、理由をかこつけては四六時中、保健室に入り浸ってるは…とにかくやることなすこと全てがルーズ。生徒たちは、そんな教師たちの姿を見るにつれ、「あんな大人にだけはなりたくない」と、逆に勉強やスポーツに真面目に取り組むのです。「教育」とは、本来「教え諭す」ことではなく、「自主性」を引き出すもの。「先生、言いたいことは分かるけど、その字は『入る』です!」…この中学の1日は、まずは先生への「ツッコミ」から始まります。
人間はバランスをとる生きもの。教師がダメならば、生徒の側がちゃんとするのは自然の摂理。
何卒、ご検討頂きますよう、お願い申し上げます。


いかがでしょう?「反面中学」。どうせ反抗される中学生相手なら、いっそのこと、その「反抗期」を利用して授業を行うほうがいい。マジメな話、中学生は、もう立派な大人。小学6年間で、大方、社会的な分別は身についています。後は、いかに「気付かせる」かということ。それには「教える」ことよりも、「見せる」ことのほうが有効です。ムチャムチャ立派な大人か、ムチャムチャダメな大人を見せる。中途半端が一番よくない。ムチャムチャ立派な大人の自信がなければ、ダメな大人を「演じる」のも一つの手。もし、このプランに興味があれば、当方までご一報を。

さて、次回は、流行サイクルの早い「お菓子業界」に、画期的な店舗企画をプレゼン予定。乞うご期待!