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第11回

日本相撲協会 番付編成会議 御中
時下、益々ご清栄のことと、お喜び申し上げます。
この度は、勝手にプレゼンさせていただく非礼、お許しください。
人々の会話から、相撲の話題がなくなって久しく経ちます。「若貴」で盛り上がったのも今は昔。最近では、気がついたら「場所」が始まっていて、気がついたら終わっています。先場所の優勝力士を言える人が、果たして何人いるでしょうか?

今や「満員御礼」の垂れ幕を見るのも場所中わずか。相撲中継の視聴率も、若貴時代の半分以下まで落ち込んでいます。このような相撲人気の低落は、かつて、大横綱・大鵬が引退し、その後継と期待された横綱・玉の海も急逝した、昭和40年代半ば以来のこと。
しかし、その危機は、やがて貴ノ花と輪島の台頭、そして大横綱・北の湖の登場で回避されました。大相撲は人気を盛り返し、その後、怪傑や若三杉、そして昭和最後の大横綱・千代の富士の時代へと移ります。
それでも、千代の富士も寄る年波には勝てず、引退の危機を迎えます。そこへ現れたのが、初代・貴ノ花の2人息子、若貴兄弟。この2人の活躍で、90年代の相撲界は、千代の富士時代を上回る人気を博します。
ところが、平成9年5月場所、666日続いた満員御礼がストップ。
相撲人気に陰りが見え始めます。
若乃花は引退、貴乃花も長期休養を強いられ、もはや大相撲に昔日の面影はなくなります。
そして何より、角界を盛り上げる人気力士がいなくなったのです。
今回提案するのは、そんな相撲界への人気回復企画。
横綱・大関陣に魅力ある力士がいないのなら、下位から人気力士を育てます。人気力士の要素は美男とユーモア。ならば、角界一の美男と角界一のひょうきん者を、前頭の二枚目と三枚目に配置するのです。そう、文字通り二枚目の力士は二枚目に、三枚目の力士は三枚目に。横綱や大関は、ある程度、地位が確保されているから人気が出ます。ならば、前頭二枚目と三枚目も、角界一の二枚目と三枚目に固定するのです。三枚目の力士は滑稽な仕草で土俵を沸かせ、二枚目の力士は花道に現われた瞬間からファンがお捻りを持って殺到します。横綱・大関の取組み前に、その前座として彼らが土俵を沸かせるのです。もちろん、強さは二の次。彼らは実力で、その地位にいるわけじゃありません。自らの容姿と笑いの才で、その地位に留まります。ゆえに、どんなに成績が悪くとも、二枚目と三枚目から落ちることはありません。落ちるとしたら、それは、彼らに魅力がなくなった時。いわば、アイドルやお笑いタレントが、性格俳優に転向する時期が、彼らにとっての潮時(引退)なのです。
若貴時代の相撲人気をもう一度。前頭二枚目・三枚目固定制度は、
必ずや、若い女性を国技館に呼び戻してくれることでしょう。
何卒、ご検討頂きますよう、お願い申し上げます。


いかがでしょう?「前頭二枚目・三枚目固定制度」。元来、相撲の世界では、「容姿や笑いの才能」と「実力」は、比例しないものでした。強い力士は、大抵デブで、無口なもの。当然、女のコの人気もありません。一方、スリムで端正なマスクの力士や、お調子者系の力士は、人気はあっても、実力が伴いませんでした。千代の富士や若貴兄弟は例外中の例外。第二の彼らの登場を待っていては、何年、いや何十年先になるか分かりません。そこで、このプラン。明日からでも相撲人気は再燃します。もし、ご興味がおありなら、当方までご一報を。

さて、次回は、いまだゴタゴタの絶えない「外務省」に、画期的改革試案をプレゼン予定。乞うご期待!